害虫駆除の料金は?

2025年8月
  • ハト駆除と鳥獣保護法知っておくべきこと

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    ベランダや建物の軒先を占拠し、糞や騒音で私たちを悩ませるハト。一刻も早く駆除したいと考えるのは自然なことですが、その前に知っておかなければならない重要な法律があります。それが「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」、通称「鳥獣保護管理法」です。この法律では、野生の鳥類や哺乳類(鳥獣)を保護・管理するためのルールが定められており、ドバト(カワラバト)を含む多くのハトも、この法律の保護対象となっています。具体的に、鳥獣保護管理法では、都道府県知事などの許可なく、鳥獣やその卵を捕獲したり、損傷したり、殺傷したりすることを原則として禁止しています。つまり、たとえ自宅の敷地内に巣を作られて被害を受けている場合でも、勝手にハトを捕まえたり、卵や雛を処分したり、殺傷したりすることは、法律違反となるのです。違反した場合には、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります。では、ハト被害に悩んでいる場合、どうすれば良いのでしょうか?鳥獣保護管理法で禁止されているのは、あくまで「捕獲・殺傷・損傷」です。したがって、法律の範囲内でできる対策としては、「追い払うこと」や「侵入を防ぐこと」が基本となります。例えば、ハトが止まりやすい場所に防鳥スパイクやワイヤーを設置して物理的に止まれなくしたり、ベランダ全体に防鳥ネットを張って侵入そのものを防いだりする方法は、法律に抵触しません。市販の忌避剤(ハトが嫌がる匂いや味のスプレーなど)を使用することも、追い払いの手段として有効です。ただし、これらの対策を行っても被害が収まらない場合や、巣の中に卵や雛がいて対策ができない場合など、やむを得ず捕獲が必要と判断されるケースもあります。その場合は、必ずお住まいの自治体の担当部署(環境課や農林水産課など)に相談し、捕獲の許可申請を行う必要があります。許可を得ずに捕獲を行うことは絶対に避けてください。近年では、むやみな駆除ではなく、人間と野生動物との共存を目指す考え方も広まっています。一部の自治体では、公園などでのハトへの餌やりを禁止する条例を設けるなど、ハトが増えすぎないような環境管理に取り組んでいます。私たち一人ひとりも、法律を守り、適切な知識を持った上で、ハトとの付き合い方を考えていくことが求められています。

  • 自分でできるハト対策グッズ活用術と限界

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    市販のハト対策グッズは、手軽に入手でき、自分で設置できるものも多いですが、効果を最大限に引き出すためには、グッズの特性を理解し、正しく使うことが重要です。ここでは、主なDIY向けハト対策グッズの活用術と、その限界についてご紹介します。まず、手軽に試せるのが「忌避スプレー」です。ハトが嫌がる匂いや成分を配合しており、ハトが止まりやすい場所や巣を作りそうな場所に吹き付けます。効果は一時的で、雨風で流れやすいため、こまめな散布が必要です。効果にも個体差があるため、過度な期待は禁物です。初期の寄り付き防止や、他の対策との併用に向いています。「固形・ジェルタイプの忌避剤」は、スプレーよりも効果が長持ちする傾向があります。手すりや配管などに塗布・設置することで、ハトが止まるのを防ぎます。ベタベタする感触を嫌がるタイプもありますが、ホコリが付着しやすい、見た目が気になるなどのデメリットも考慮しましょう。「防鳥スパイク(剣山)」は、物理的にハトが止まるのを防ぐグッズです。手すりや室外機の上、庇など、平らな場所に設置します。設置は比較的簡単ですが、隙間なく設置しないと、スパイクのない場所にハトが止まってしまう可能性があります。また、設置場所によっては景観を損ねることもあります。「鳥よけネット」もDIY用のものが販売されています。ベランダ全体を覆うのは難しいかもしれませんが、室外機周りや小さなスペースなど、限定的な範囲であれば自分で設置することも可能です。ただし、隙間なく、かつ安全に設置するには工夫が必要です。風で飛ばされたり、隙間から侵入されたりしないよう、しっかりと固定しましょう。これらのDIYグッズは、被害が軽微な場合や、ハトがまだその場所に執着していない段階では効果を発揮することがあります。しかし、ハトは非常に賢く、執着心の強い鳥です。一度安全な場所だと認識してしまうと、多少の障害物や嫌な匂いには慣れてしまい、効果が薄れることが多いのです。また、巣を作られてしまったり、糞が大量に堆積しているような深刻な状況では、DIYでの対策には限界があります。高所での作業は危険も伴います。色々なグッズを試しても効果が見られない場合や、被害が深刻化している場合は、無理をせず専門業者に相談することを強くお勧めします。