スズメバチ駆除において、防護服は非常に重要な役割を果たしますが、正しく着用しなければ、その効果は十分に発揮されません。ここでは、スズメバチ防護服の正しい着用方法と、注意点について解説します。まず、防護服を着用する前に、服装を整えましょう。長袖、長ズボンを着用し、肌の露出をできるだけ少なくしましょう。また、靴下も厚手のものを着用し、ズボンの裾を靴下の中に入れましょう。次に、防護服を着用します。一体型(つなぎタイプ)の場合は、足元から着ていき、最後に頭部を覆います。上下分割型の場合は、ズボンを先に履き、上着を着て、最後に頭部を覆います。この際、上下のつなぎ目に隙間ができないように注意しましょう。面布を装着する際は、顔全体を覆い、隙間がないようにしっかりと固定しましょう。メッシュタイプの場合は、目の細かいものを選び、二重にすることをおすすめします。透明なプラスチックタイプの場合は、曇り止めを塗っておくと、視界を確保できます。手袋を着用する際は、袖口を覆うようにし、隙間がないようにしましょう。長靴を履く際は、ズボンの裾を長靴の中に入れ、ガムテ、プなどで固定すると、より安全です。防護服を着用したら、全身を鏡で確認し、隙間がないかチェックしましょう。特に、首元や袖口、足元などは、スズメバチが侵入しやすい場所なので、注意が必要です。また、防護服を着用している間は、こまめに水分補給を行いましょう。防護服の中は、非常に蒸し暑く、熱中症になる危険性があります。作業中は、定期的に休憩を取り、水分補給を忘れずに行いましょう。防護服を脱ぐ際は、スズメバチが付着している可能性があるため、屋外で脱ぐようにしましょう。脱いだ防護服は、すぐに洗濯し、清潔に保ちましょう。これらの注意点を守り、正しく防護服を着用することで、スズメバチ駆除のリスクを大幅に減らすことができます。