「家の中でチャバネゴキブリを1匹だけ見つけたけど、大丈夫だろうか…」そう思って放置するのは危険です。チャバネゴキブリは、繁殖力が非常に高く、1匹見つけたということは、すでに多数のゴキブリが潜んでいる可能性が高いと考えられます。ここでは、チャバネゴキブリを1匹見つけた場合の正しい対処法と、その後の対策について詳しく解説します。まず、チャバネゴキブリは、他のゴキブリに比べて小型で、体長は10~15mm程度です。体色は茶褐色で、背中に2本の黒い縦線があるのが特徴です。チャバネゴキブリは、飲食店やビルなどでよく見られますが、一般家庭にも侵入することがあります。チャバネゴキブリは、暖かく、湿気があり、エサが豊富な場所を好みます。そのため、キッチンや洗面所、浴室などの水回りや、冷蔵庫の裏、電子レンジの裏など、暖かい場所に潜んでいることが多いです。チャバネゴキブリは、夜行性で、昼間は暗くて狭い場所に隠れています。そのため、日中に見かけることは少ないですが、夜になるとエサを求めて活動を開始します。チャバネゴキブリを1匹見つけたということは、その近くに巣がある可能性が高いと考えられます。チャバネゴキブリのメスは、卵鞘(らんしょう)と呼ばれるカプセル状の卵の塊を産み、1つの卵鞘には数十個の卵が入っています。そして、チャバネゴキブリの繁殖力は非常に高く、短期間で大量に増殖する可能性があります。そのため、1匹見つけただけでも、油断は禁物です。見つけたチャバネゴキブリは、すぐに駆除しましょう。殺虫剤を使用するか、叩き潰すなどして、確実に仕留めましょう。そして、その周辺を徹底的に捜索し、他にゴキブリがいないか確認しましょう。